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問題は自らの心から始まる

S

8 サウルはこれを聞いて激怒し、悔しがって言った。「ダビデには万、わたしには千。あとは、王位を与えるだけか。」

9 この日以来、サウルはダビデをねたみの目で見るようになった。
23 サウルの家来たちは、このことばをダビデの耳に入れた。ダビデは言った。「王の婿になるのがたやすいことに見えるのか。私は貧しく、身分の低い者だ。」

サムエル記 第一 18:8,9,23

 

O

巨人ゴリアテを倒したダビデの活躍を最初は喜んでいたサウル王。しかしダビデが活躍し始めると、彼のダビデを見る目は変わってしまった。そのきっかけはなんだろうか?それは戦いから帰ってきた彼らを迎えた人々の言葉だった。

「サウルは千を討ち
ダビデは万を討った。」

その言葉がきっかけとなり、その日以来サウル王はダビデをねたみの目で見るようになり、彼を殺そうとし始めた。しかしサウル王とは対照的に、ダビデの心はそれでもサウル王に対して尊敬を忘れず、また驕り高ぶることもしなかった。

 

A

今日サウルとダビデ、それぞれの姿から大切なことを学ぶことができる。

①第一にサウルから学べることは、人の声や称賛から心を守ることである。

もし僕が誰かに対して苦い思いやねたみのこころを持っているとしたら、それは何によってだろうか?人の言葉だろうか?人の成功からだろうか?自分の心にねたみの心が芽生えそうになる時、できるだけ早く摘み取ろう。また、神の国が前進しているかということに目を向け、それを喜びとしていこう。

②第二にダビデから学べることは、成功によって謙遜さや他の人を敬う心を忘れないようにすることである。

ダビデは神様に用いられて数々の戦いに勝利し、大きな成功をおさめたが、決して王を敬うことも、謙遜でわきまえることも忘れなかった。それ故に彼はサウルの罠に陥ることはなかった。

彼ら2人から学ぶことは、多くの問題は、自分の心から始まる、ということだ。出来事は変えられずとも、心のあり方は僕が選ぶ選択なのだ。今日読んだ御言葉を今週思い起こしながら、心を神様の前に正しいものとしていくことができるように意識していこう。

 

P

愛する神様、あなたの素晴らしい御名を賛美します。今日も取るに足りない僕をあなたは愛し、生かし、あなたの御国のために働く使命を与えてくださることを感謝します。今日サウルとダビデの2人から、心を守る大切さを学びました。主よ、傲慢になり、ねたみの心を持ってしまう時が僕にあることを赦してください。どうか人の言葉から僕の心を守ってください。また、状況によらず、謙遜になること、敬う心をもつことを忘れることがありませんように。心をあなたの喜ばれる心としてください。イエス様の御名によって祈ります。アーメン

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