Scripture
ですから、あなたがたは癒されるために、互いに罪を言い表し、互いのために祈りなさい。正しい人の祈りは、働くと大きな力があります。
(ヤコブ5:16 新改訳2017)
Observation
イエス様もそうだったが、ヤコブも罪人に対してではなく、罪そのものに対して明確な線引きをしている。それだけ、罪がもたらすものが危険だからだ。甘く見てはいけないからだ。同時に、罪を告白するなら、罪から解放され罪の奴隷から自由になる癒しのための大切な一歩であることを語る。いや、告白の先に、イエスの十字架の赦し、解放の希望があると語る。
Application
しかし、頑なで、自分は罪はないと思ってしまうのが僕ら人間。
自分が的外れだったことを認めること。
傷ついていたこと。
怒っていたこと。
悲しかったこと。
妬んでいたこと。
疑っていたこと。
嫌っていたこと。
その全てを言い表すことができない。それが人の弱さである。自分は大丈夫と思っているから、そして恥ずかしいと思ってしまうから。「神様、あなたに立ち返ります」と悔い改めの告白こそ、癒しの一歩であるとヤコブは大胆に語る。
どうしても隠そうとし、どうしても自分は大丈夫だと思ってしまう自分がいる。
だけど、心にあるものを見て見ぬふりをすることは、癒しから遠いことであると教えられる。癒しの１番の近道は、告白。隠さないこと。正直に、自分の心にあることを神様の前に持っていこう。神様に告白し、差し出そう。その都度、神様から新しい心をいただこう。
Prayer
天のお父さん
癒しの近い道は、見て見ぬ振りではなく、告白であること。あなたの前に心を正直に差し出すことだと語られました。癒されるために本当に必要なことは、十字架のイエス様の前に出ていくこと。赦しを与えることのできる神の前に出ていくこと。丸裸にされ、誰よりも恥を経験されたイエス様の前に、正直になる者とならせてください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
