Topic:妬み、心、サウル、ダビデ
Scripture(聖書)
この時から、王の目は、ねたみを帯びてダビデに注がれるようになりました。
(第一サムエル18:9 リビングバイブル)
Observation(観察)
サウル王の一家来であったダビデであったが、次々と戦における結果を残し、人々の好感度は急上昇。支持率もグングンとアップしていった。
次第にサウル王は自分の有能な家来であるダビデの存在をねたむようになる。
その結果は悲惨なものである。
①災いの霊に襲われる(10節)
②錯乱状態(10節)
③ダビデに槍を投げて突き刺そうとする(11節)
④一度ならず二度も(11節)
⑤娘をだしにしてダビデを激戦区に送り込み殺されるように仕向ける(25節)
⑤ダビデを恐れるようになる。(29節)
⑥激しくダビデを憎むようになる。(29節)
有能な部下を自ら手放し、失おうとする愚かな選択。
それは、自らの心に甚だしい悪影響を与えることとなった。
Application(適用)
しばしば、「人生の七味唐辛子」として言われるものがある。
①うらみ
②つらみ
③ねたみ
④そねみ
⑤いやみ
⑥ひがみ
⑦やっかみ
うどんに七味唐辛子をかけるとそれや旨みを豊かにしてくれるが、この七味唐辛子は人生を苦いもの、不味いものにしてしまう。
まさにサウルはこの七味唐辛子を己の人生にふりかけてしまったのだ。
ねたみから身を守る術は、その相手のために祈ること、祝福すること。相手の存在をそのまま感謝することである。
また、ねたみ持つことの恐ろしさをサウルの例から覚えておくべきである。
そして、そのねたみの心を主の前に明け渡すことである。
Prayer(祈り)
主よ。
受難週の土曜日を迎えました。
サウルのように、すぐに妬みを心に抱えてしまう者です。
主よ、この心をきよめてください。
キリストの心を与えてください。
妬む者ではなくて、愛する者、仕える者、与える者、祝福する者にしてください。
十字架の救い主イエス様の名前でお祈りします。アーメン