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「荒野の先にあるもの」

Topic 試練 

Scripture 

“そしてすぐ、御霊はイエスを荒野に追いやられた。

イエスは四十日間荒野にいて、サタンの誘惑を受けられた。野の獣とともにおられたが、御使いたちがイエスに仕えていた。

ヨハネが捕らえられて後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を宣べて言われた。”

マルコの福音書 1章12~14節

聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会

Observation 

イエス様は洗礼を受けられてすぐ、荒野に追いやられた。「追いやられた」なんて、物騒な言葉である。

「荒野」とはその言葉のままでは何にもない荒れた地であるが、ヘブル語では「語る・言う」という意味がある。荒野とは何もないところではなく、「神が語られる場所」と言えるだろう。

そんな神様が語られるところへと、イエス様は追いやられた。

そして荒野でイエス様は40日間、サタンからの試みに会う。

Application

40日間の試みを経て、イエス様は公生涯をスタートされる。ついに、福音が宣べ伝えられ始める瞬間である。

どうしてこのような所を通るのかと人は時に、苦しい所を通る。何もないような、虚しい所を通る。将来も見えず、ここを通って何になるのかという時がある。

しかし、イエス様がこうして試練を通られて、その後にミニストリーを始められた姿を見ると勇気づけられる。今通っていることの先に、新しいことが待っており、今通っているところは次への準備段階であることを気付かされる。この40日の間、イエス様は試みあわれつつもきっと神様に語られ続けたのだろう。孤独で、何も見出せない時に神様に一番語られる。むしろ順調な時は、神様の声も入らないものだ。

新型コロナウイルスの問題はいまだに解決されない。

まだ議論されていて、ウイルスに対する対抗策があまりない。いつ、収束するのか誰にも分からない。

でも、今こそ、神様の声を聞くチャンスであり、この先にイエス様がミニストリーを始められたように次の新しいことが待っていると信じ、待ち望もう。

今日のデボーションの箇所でもある詩篇27:14では、苦しみの中で作者がそれでも「待ち望め。主を。雄々しくあれ。心を強くせよ。待ち望め。主を。」と宣言する。

1、神様の声を聞き続けよう

2、神様を待ち望もう

Prayer

愛する天の神様

この先は誰にも分かりません。でも、どこを通っていてもすべきことは変わりません。あなたを見上げ、あなたのみ声を聞き、福音を宣べ伝えること。神を愛し、人を愛することです。先が見えない今だからこそ、大事なことを丁寧にしていけますように。何より、あなたを待ち望みます主よ。

そして、イエス様が荒野での40日を過ぎてミニストリーを始められたように、この先に新しいことが待っていると信じます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

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