Topic 愛
Scripture
このように書いたのは、あなたがたに恥をかかせるためではありません。愛する子どもとして戒め、さとすためです。 その点であなたがたの助けになればと思い、テモテを遣わします。彼は、私がキリストに導いた一人で、主にあって愛し、信頼できる息子だからです。彼は、私自身が実践している信仰者の生き方を、私が行く先々の教会で教えているとおりに、あなたがたに思い出させてくれるでしょう。
コリント人への手紙Ⅰ 4:14,17 リビングバイブル訳
Observation
パウロを通して神様が生み出したコリント教会で信仰的に深刻な問題が起きていた。そのことを憂い、パウロはこうして手紙を書く。
彼にとっては思い入れの深い教会である。
じっとしていることもできず、でもすぐに駆けつけることもできず、こうして手紙という形でコリントの教会に大切なことを思い出して欲しかった。パウロが見せてきた主にとことん従う姿を思い出して欲しかった。
手紙の中で、印象的なのはパウロのコリント教会の人々への愛の眼差しである。
Application
パウロはコリントの人々を指して「愛する子ども」といい、テモテのことを「愛し、信頼できる息子」と言われている。新改訳聖書では、テモテのことを「私の愛する、忠実な子」パウロにとって、コリントの人たちもテモテも「愛する子」であり、愛してやまない存在であった。
手紙には確かに厳しいことが書かれているが、パウロは彼らを愛していた。
だからパウロは戒めるためじゃなく、諭すためであると記している。
パウロは以前は迫害するものだった。
その姿勢から彼の本来の姿は、すぐに人をさばき、攻撃的である。
でも今は、それが180度変わり、愛が表に浮き出てきている。
どんなに道を踏み外しても彼はコリントの人々を愛していると言われたのだ。
でもパウロも自分が主に愛され、見捨てられたなかったことを深く体験している。
だからこそ、彼の愛はコリントの教会へ注がれていた。
どんなに間違えた道に行こうと、まだ愛している。むしろ戻ってきて欲しい。それは父なる神の願いであり、パウロのコリントへの願いだった。
1ペテロ4:8
何よりもまず、互い熱心に愛しあいなさい。愛は多くの罪をおおうからです。
神様の愛が僕の愛を全ておおい、赦してくださったように人を見捨てず、諦めないそんな愛で人を育て、見守れるものでありたい。
Prayer
愛する天の神様
あなたの大きな愛を覚えて感謝します。でもすぐにその愛を忘れて、自分は人を裁き、人を責めてしまいます。もちろんパウロがしたように諭すことは大切です。でもそれを愛を持ってすることができますように。ただ、正そうとするのではなく、愛ゆえにそれができますように。正しいのは神様、あなただけです。良い方もあなただけです。本当に愛ある方もあなただけです。あなたの愛を日々、注いでください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。