Topic:訓練
Scripture(聖書)
俗悪で愚にもつかない作り話を避けなさい。むしろ、敬虔のために自分自身を鍛錬しなさい。
(第一テモテ4:7 新改訳2017)
愚かな理論や作り話の議論で、むだな時間を費やしてはなりません。むしろ、時間と労力を有効に使って、いつも霊的に高められるように自分を訓練しなさい。
(第一テモテ4:7 リビングバイブル)
Have nothing to do with godless myths and old wives’ tales; rather, train yourself to be godly.
(1Timothy4:7 NIV)
Observation(観察)
パウロから愛弟子テモテへの手紙。
エペソ教会の牧師として奮闘努力しているテモテに先輩牧師としてパウロから具体的なアドバイスが書き送られている。
[避けるべきこと]
・俗悪で愚にもつかない作り話
・愚かな理論や作り話の議論
→むだな時間の費やし方になる。
[積極的にすべきこと]
・敬虔のために自らを鍛錬すること。
→時間と労力の有効利用。
Application(適用)
ハワイでインターンをしていた頃、毎週火曜日の朝にPastor WayneのLeadershipのクラスがあった。
このクラスで良くPastor Wayneが口にしていた言葉の一つが「Self Discipline」(自己鍛錬)である。
まさに、耳にタコが出来るほど、毎週のようにこの言葉を教えてくれた。
そもそも、このクラスに出席すること自体が訓練だった。なぜなら、クラスの始業時間が5時半だったからである。
5時半のクラスに出席するためには、それ相応の準備が必要である。
前日何時に寝て、何時に起きて、という自己管理が不可欠である。
パウロもやはり自己鍛錬をテモテに諭した。
自己鍛錬のためには避けるべきことがある。
俗悪で愚にもつかない作り話や愚かな理論や作り話の議論を避けることだ。
2000年前もそういったことに牧師として時間を取られる現実があったのだろう。
今で言えば、コロナに関する多くのフェイクニュースもその類であろう。
情報は重要かもしれないが、ネットの普及でもはやどれが正しくて間違っているのか見極め難いほど情報が氾濫しているのだ。
そんなことに踊らされ、不安を煽られ、さらには人をさばきだすことはパウロ先生に言わせれば「時間の無駄遣い」である。
そんなことよりも、はるかに優れた時間と労力の有効活用は「Self Discipline」(自己鍛錬)である。
筋トレは嘘をつかない。
同様に霊トレも嘘をつかない。
大事なことは筋トレ同様にコンスタントに、継続的に自らをトレーニングすることである。
それはインスタントには成果は出ない。
しかし、2ヶ月、3ヶ月と続けていくときに必ず変化が訪れる。
肉体の鍛錬の場合、大事なことは・・・
・トレーニング内容
・トレーニングフォーム
・食べ物
・睡眠
・休み
霊の鍛錬も同じであろう。
特に日々の主との交わりであるデボーションは鍵である。
また聖句を覚えること(暗唱聖句)も重要であるとPastor Wayneは何度も教えてくれた。
暗唱聖句を軽んじる信仰者は残念ながら成長しない。
NHYの開拓がスタートして、17年が経とうとしている。
今度の日曜は17th Anniversaryの礼拝である。
改めて初心に帰り、基本に忠実になり、自らを鍛錬していこう。
体の訓練も大いにけっこうですが、霊の訓練はさらに大切であり、あらゆる行動の原動力になるのです。(第一テモテ4:8 リビングバイブル)
“Physical training is good, but training for godliness is much better, promising benefits in this life and in the life to come.”(1Timothy4:8 NLT)
Prayer(祈り)
主よ。
あなたの愛とあわれみと恵みを感謝します。
自分に甘く、自らを律し、自らを鍛錬することを疎かにしやすい者です。
主よ、霊の訓練を怠ることがないように助けてください。
いつも霊的に高められるように己を訓練し続けることができますように。
そして、いつでも主の御用に役立つ者とならせてください。
愛する主イエス・キリストの名前でお祈りします。アーメン