Scripture
アハズの行ったその他の業績、それはユダの王たちの年代記の書にしるされているではないか。
2列王記16:19 新改訳
Observation
2列王記15章と16章には、8回も同じ言葉が出てくる。
それは「〜の行ったその他の業績、それはユダの王たちの年代記の書にしるされているではないか。」
歴代の王たちは皆、主の目に悪を行った。
それはもう最悪の王たちの連続だった。
しかし、聖書は彼らの不行を隠すことなく記している。
Application
履歴書また職務経歴書というのがある。
履歴書は学業や職業の経歴を記し、職務経歴書はさらに具体的にこれまでどのような業務経験をしてきたかを記す。嘘偽りなく記すわけだが、やはり、書きたくないこともある。例えば、1年もしないで前職を辞めてしまった事実を記載せねばならなかったり。学業も中退など書きたくない経歴がある。大体はそうした経歴はあまりいい印象を与えない。面接官も必ず、その理由を聞いてくるだろう。なぜなら、本当に継続して働き続けられる人材かということも重要なところだからだ。
しかし聖書は歴代の王様の悪行を隠さず記す。
それだけじゃない。12弟子は彼らのかっこいい姿よりも失敗したり、つまずいた出来事がより取り上げられている。本当なら載せて欲しくない内容だろう。というよりは常識で考えるなら、良い印象を与えるものだけを記したいものである。じゃないと人に誤解されるからだ。
神様は僕の弱さも欠けも良くご存じだ。
人には隠せるかもしれないけれど、神様には隠しようがない。バレバレなのだ。
どこかで恥ずかしい、また良くないことと思って隠そうとする自分がいる。
でも神様の前で隠さなくっていいと気付かされる。
神の霊感により記された聖書は、にも関わらず王様たちの恥ずかしい一面、弟子たちの失敗含めてイスラエルの民の愚かさと何一つ隠さず書かれているからだ。神様はそれもひっくるめて僕を愛してくれている。弱く愚かな僕を用いてくださる。
神様の前で隠すのはやめよう
そのままで神様にぶつかっていって、主に心の内側から変えていただこう。
Prayer
愛する天のお父さん
僕はカッコつけです。すぐに恥を隠し、見た目をよくしようとします。でも聖書に出てくる人たちは過ち、その悪行を隠さず書かれています。あなたの前で隠せないことを覚えます。隠すことなく、あなたの前に出ていきます。僕を今日も変えてください。用いてください。イエスさまのお名前によってお祈りします、アーメン。