Scripture
22主は、ご自分の民を捨てて、その偉大なお名前を汚すようなことはなさらない。主はあなたがたを、特別な民として選んでくださったのではないか。そうすることが主のご意志だったのだ。
1サムエル記12:22 リビングバイブル訳
Observation
いよいよ新しい王様の誕生である。
サウル王だ。
これまで国を治めるものがおらず、その都度、神様はさばきつかさ士師を起こしイスラエルの民を導いてこられた。しかし、イスラエルの人々は国を導いてきた神様ではなく「自分たちの王様」を願い求めた。
そして主が与えたのがサウル王だった。
Application
13節を見るとこうある
13さあ、よく見なさい。この人が、あなたがたの選んだ王だ。
イスラエルの民が「選んだ」と。
彼らは自分で王を求め、自分で選んだという言葉が非常に印象深い。なぜなら、その後ではこう言われているからだ。22節。
22主は、ご自分の民を捨てて、その偉大なお名前を汚すようなことはなさらない。主はあなたがたを、特別な民として選んでくださったのではないか。そうすることが主のご意志だったのだ。
「主はあなたがたを特別な民として選んでくださった。」
イスラエルの人々は自分のことを特別愛し選んでくださった神様ではなくて、全く別の王様を求めた。そして、王様さえもまるで自分たちで選んだと錯覚するほどの出来事じゃないだろうか。彼らが求めた王を与えた方、神様を見ることはなかった。彼らはただ、他国のように自分たちを治める王様を、形だけの王様を求めた。
だけど、それよりも大事なことは神様に特別に愛されていること。
自分勝手なイスラエルの民もそして僕も神様に特別に愛されている。
自分が神様を選んだように思うとき、それは僕らが神様より自分を上にしている時。でもそうじゃない。神様が特別に愛して選んでくださった存在、それが私である。この神に愛されて私たちの歩みは導かれていく。決して見捨てず、守り通してくださる神様がいる。
Prayer
愛する天のお父さん
まるで自分があなたを選び、全てを自分の力で歩んでいるように振る舞う僕を赦してください。あなたが僕を選び、特別に愛してくださっていることを感謝します。今日も愛されている。そのことに感謝して生きれますように。
イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。