Scripture
先のことに心を留めるな。昔のことに目を留めるな。
イザヤ書43:18 新改訳2017
Observation
現状が悪くなり納得いかないと人は、昔は良かったといい。将来に期待する。
いつの間にか、「今」をすっぽかしてしまう。
でも、今の積み重ねがあるから先があり、これまでも過去に通ってきた「今」を大切にしてきたから今がある。主は全く新しいことをされると約束される前に、こう言われた。先のことに心を留めるな。昔のことに目を留めるな。
Application
過去を羨ましがり、将来を焦ることがある。
しかし、どんなに将来を焦ってもスキップできない。Youtubeなどで動画をスキップするのは意図も簡単だ。ちょっと前に戻るのもボタン一つだ。そういうテクノロジーの時代に生きていると、そうした感覚が当たり前に思ってしまうことがある。しかし、人生はそうはいかない。前には戻れないし、一段も2段も飛ばして先に進むことはできない。常に、「今」を生きるから先が見えてくる。
けれど、インスタントな時代に生きているとそれが待てないことがある。
次第に、昔は良かったとなる。
伝道者の書には、「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。・・・神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」とある。
全ての時が神様の御手の中にある。
その手の中から出てもがこうとする自分がいる。早く将来に進みたい。時に、良かった過去に戻りたい。そんな自分がいるのだ。でも神様が備えてくださっている「今」を感謝し、喜べるものになりたい。そして、与えられている「今」を精一杯生きていこう。
見えない将来を主に信頼し、主が救い出してくださった過去を感謝し、与えられている「今」を一生懸命に生き抜こう。
やがて、主が用意されている新しいことがその先にあるのだと信じ感謝して。
Prayer
愛する天のお父さん
先を急ぎ、早く願っている通りになってほしいと願う心があります。でも与えられている「今」を蔑ろにしてしまうことがあります。どうか、そうではなくて与えられている「今」を一生懸命に生き抜くことができますように。あなたが必ず将来を用意してくださっていると信じます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。