Topic:ペテロ、みことば、悔い改め
Scripture(聖書)
するとすぐ、鶏が二度目に鳴くのが聞こえました。その瞬間ペテロは、「鶏が二度鳴く前に三度わたしを知らないと言います」という、イエスのことばを思い出したのです。ペテロは激しく泣きくずれました。
(マルコ14:72 新改訳リビングバイブル)
Observation(観察)
マルコ14章はものすごく展開が早い。
ナルドの香油、イスカリオテ・ユダの裏切り、最後の晩餐、聖餐式、ゲッセマネの園での祈り、イエス様逮捕、三度イエス様の否んだペテロ。
目まぐるしく展開していく。
いよいよイエス様の十字架の死が迫ってくる。
この14章の最後は三度もイエス様を否んだペテロが鶏の二度の鳴き声で、イエス様の言葉を思い出して泣き崩れるという印象的なシーンで終わる。
Application(適用)
絶対に自分だけは裏切らないと豪語していたペテロ。
29すると、ペテロが言いました。「だれがどうあろうと、私だけは、この私だけは絶対にあなたを捨てません。」
30イエスは、「ペテロよ。あなたは明日の朝、鶏が二度鳴く前に、三度わたしを知らないと言うでしょう」と言われました。
31「とんでもない!たとえ死んでも、絶対にあなたを知らないなどとは言いません。」ペテロは大声で言いはりました。ほかの弟子たちも、口々に誓い始めました。
しかし、この後、ペテロはイエス様が言っていた通り、裏切ってしまう。
自己保身のために一度、二度、三度もイエス様を知らないと否むのだ。
否んでいる最中は、保身のことで頭がいっぱいでイエス様を裏切っていることすら気づいていない。
しかし、二度の鶏の鳴き声で我に帰る。
そして、イエス様のことばを思い出したのだ。
イエス様のことばを思い出すことがペテロの悔い改めに繋がる。
みことばがずれてしまった自分を正し、矯正してくれるのだ。
常日頃からみことばを聞く、みことばに触れていることが必要だ。
どんなに失敗しても、みことばを覚えていれば立ち返ることが出来るのだ。
ペテロのように何度失敗したとしても、である。
それゆえ、僕は
①みことばを聞き続ける。
②みことばを覚える。
③みことばを語り続ける。
Prayer(祈り)
主よ。
気持ちいい火曜日の朝を感謝します。
教会暦でも今はレント(受難節、四殉節)。
これから、受難週、イースターへと向かっていく時期であるが、まさに今日のマルコ14章は一気にイエス様の十字架が近づいてくるシーン。
闇の力が勢いを増しているように見えるシーン。
すべての弟子がイエス様から離れていく。
あのペテロですらイエス様を三度も否定してしまう。
しかし、ペテロは主のことばを、みことばを、思い出した。
そこから悔い改めへと導かれ、やがては初代教会の牧師として大いに用いられていく。
「鍵」はみことばでした。
主よ、僕はペテロ以上にあなたを何度も裏切ってしまうような者です。
ペテロがそうであったように、みことばによって、悔い改めへと導き、矯正してください。
日々、みことばを覚え、僕が逸れてしまう時、みことばを思い出すことができますように。
そして、この主のことばを語り続ける者とならせてください。一人でも多くが主に立ち返るために。
イエス様の名前でお祈りします。アーメン
Scripture
しかし、これらのことが起こり始めたら、よく警戒しなさい。非常な危険が迫っているからです。あなたがたは法廷に引き出され、会堂でむち打ちの刑を受け、また、わたしに従う者だというだけで、総督や王たちの前で訴えられるでしょう。しかしその時こそ、神をあかしするチャンスです。
マルコの福音書13:9 リビングバイブル訳
Observation
イエスはどんなに素晴らしい建物も「あとかたもなく崩れ落ち」てしまうと言われる。それがどんな時なのか?
至る所で飢饉や震災が起き、捕らえられ、鞭で打たれ、刑を受け、迫害が起こる時だと言う。それは、ほんの前ぶれにすぎず、さらに非常な危険が迫っているのだと言われた。
世界の終り
世界規模の危機である
自分の力ではどうしようもない規模の危険が迫っているのだ。
Application
それほどの大ピンチ
がしかし、イエスはこう言われた。
「しかし、その時こそ、神をあかしするチャンスです。」
死が迫り
危険が迫り
人々が追い詰められている時
苦しい時
どうしようもない時
そんな時こそ、神様のことを証する絶好のチャンスだと言われた。
けれど、そんな絶好のチャンスの時
僕は一体何を話せばいいのだろうか?福音の希望、イエス様の十字架、そして神の愛。語りたいことは山ほどある。しかし、受け取る相手に寄り添いつつ何を語れるのだろうか?
聖霊様の出番だ。
逮捕されても、取り調べの時、どう釈明しようかと心配することはありません。ただその時、神があなたがたに語ってくださることだけを話せばいいのです。話をするのはあなたがたではなく、聖霊です。
マルコの福音書13:11 リビングバイブル訳
何を話すべきか、いやむしろ至らない言葉足らずだったとしても聖霊が自由に働いてくださり補ってくださるのだ。何を語るべきか、また足りないところを十二分に補ってくださる聖霊なるかみの助けがあるのなら、何を臆することがあるだろうか。
危機に陥った時、ピンチなのときこそ、福音を宣べ伝えていこう。
今日、心に教えられたことは、
第一に、絶望と失望を抱える世界がやってくる
第二に、聖霊が助けてくれる
第三に、ピンチこそチャンス
天地は消え去りますが、わたしのことばは永遠に残ります。
主のみことばに信頼していこう。
Prayer
愛する天のお父さん
あなたの語られたことは必ずなります。やがてやってくるその日を思い描きながら生きることができますように。ピンチを前にして、もうダメだと思わないで、ピンチがやがてチャンス、福音宣教のチャンスとなると信じます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン