Scripture
1福音を伝えるという、このすばらしい務めに私たちを任命してくださったのは、神ご自身です。それはあわれみによるのです。ですから、私たちは決して落胆しません。
コリント人へ手紙第二 4:1 リビングバイブル訳
Observation
パウロは度々、自分に対する神からの使命を記す。
記すと同時に、困難にいる自分に対して決して忘れないようにとリマインドしているようである。チャレンジの中で、パウロは自分がどのようにして神様に選び出されて、福音を宣べ伝える働きへと導かれたのかを語る。
それは自分で選んだことではなく、神に選ばれ、任命されたこと。
Application
以前、牧会とは短距離走というよりは、マラソンのようであると尊敬する牧師先生があるとき教えてくださった。
短距離走は一瞬に全力を尽くす。その距離は短く全力を使い切って、空っぽになってもゴールはすぐそこである。世界の男子100mの世界記録は、9秒58。たった、9秒で走り抜けるのだ。一方、マラソンの男子世界記録は2時間1分39秒。短距離の世界記録は、マラソンの811分の1の時間である。牧会、そして人生もこのマラソンのようである。
順調に進む時もあれば、時にアクシデントがあり、坂道があり、下り坂があり、様々だ。
その長距離を歩む中で、僕を支えるものはなんだろうか。
先日、ウェイン先生が講義の中でこの目まぐるしく変化する世界にあって決して動くことない変わらない神様の約束、神様からの召しに立ち続けることを教えてくださった。
この長いマラソンレースを走り抜くには、パウロのように、この神様からの召しに立ち返り、立ち続けることが大切なのだと気付かされる。福音宣教という素晴らしい働きに招いてくださったのは、他でもない神様だ。特に苦しく、先が見えない時こそ、神様に呼ばれている召しにたち続けよう。パウロもそうしていた。そんな彼のコリントの教会へ決まっていう言葉は、「落胆しません。」である。神様からの呼びかけに立ちかえるとき、また新たに力を受け取るのだ。
ただ、謙遜に召されたことに誠実であろう。
そして、何度でも息が苦しくなってきたら、召された神様からの呼びかけに立ち帰ろう。
大事な補給タイムである。
Prayer
愛する天のお父さん
短い距離を走り抜くなら、常に全力でいられます。でもそうじゃなく、長い人生のマラソンは時に補給が必要です。あなたからの励まし、あなたの愛と恵みに立ち返る時、新たに力をください。何よりその源であるあなたを待ち望みます。息継ぎが苦しい時ほど、召命に立ち続けることができますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
「長距離マラソン」