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「涙涙の別れ」

Scripture 

“彼らは、サウルのため、その子ヨナタンのため、また、主の民のため、イスラエルの家のためにいたみ悲しんで泣き、夕方まで断食した。彼らが剣に倒れたからである。”

サムエル記 第二 1章12節

聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会

Observation 

サウル、そしてヨナタンが命を落とした。

この報告を受けたダビデはどうしたのか?

彼は泣いた。涙した。

あれほど自分を妬み、命まで狙い続けた男の死を聞いてダビデは泣き悲しんだ。食事も取れないほどに泣いた。

Application

ダビデにとって大親友であったヨナタンの死に涙するのはわかる。でも命を毎日のように狙っていた相手の死を聞いて、涙するだろうか?難しいように思う。人間、そんなに綺麗じゃない。もっと汚い。

でもダビデはサウルの死をとても悲しんだ。

何が彼を涙させたのだろう。

命を狙ってくるもののことなんて、どうやっても受け入れるのも大変なのに、涙するなんて。すごすぎる。

ダビデはいつもサウルが神に油注がれた方であるとし、尊重していた。

どんなに周りがサウル王を蔑んでも軽んじてもダビデだけは、ずっとサウル王は神に油注がれた方であると敬い続けた。ダビデは哀歌の中で、サウルもヨナタンも愛される立派な人であったと歌う。ダビデの目には、いつもサウルは周りの人々と違うように映っていた。そこにダビデの涙の理由があるように感じる。

神様が油注がれて選ばれた人をダビデはちゃんと神様の目で見続けて、愛し、支え続けた。

これほど自分の感情も越えて、神様に誠実な人は他にいるだろうか?本当に難しい。でもダビデのように僕自身も神様が油注がれ、選ばれた人たちをいつも愛し、思い、支えることができたらどんなに違うだろうか。

自分の思いや感情以上に、主が選んだということを忘れないでいたい。

Prayer

愛する天の神様

僕はダビデのように、自分を狙うものの死を悲しめないです。なんて汚い心でしょうか。でも、神様が油注がれて置かれた人を敬い、思いやり、支えることができますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

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