S
天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。
マタイによる福音書 24:35
O
11月ももうすぐ終わる。暑い日が続いていたのが嘘かのように、寒さを感じる日を僕達は過ごしている。寒くなれば上着を着たり、ちょっと体を動かしたりなんかして体を暖かくするが、それでも太陽の熱があるからこうして生きることができる。でもその太陽のエネルギーも無限ではない。いつか底を尽きる。
太陽も、水も、空気も、いつかなくなるなんて実感を持つことが難しいほどに、僕達は生きるのに必要なさまざまなものが与えられている。けれどいつか必ず、形はどうあっても、絶対に終わりの時というのは来るのだ。それが今を生きる僕達の時代でなかったとしても。
イエス様の弟子たちは、終わりの時代にどんな兆候を目にするのかを質問した。ここに書かれていることが、確かに世界で起こっているのを僕達は目にしている。特にこの時代、12節の不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える、ということを目にすることが多い。
でも僕達はここに書かれているような事柄を見て、心を騒がせたり、まわりの人を不安を抱かせるようなことをしなくていい。
なぜならイエス様は希望の言葉を残しているからだ。
「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」
A
天地が滅びることを僕達は決して変えることはできない。けれど、イエス様の言葉が決して滅びないということも、僕達は決して変えることはできない。
人は自分の人生や、世の中起こっていることを目にしては、心に不安や恐れを抱いてしまうことがある。けれどそんな世界の中で生きる時、神様の言葉、聖書の言葉に心の目を向けることを忘れないでいよう。ここに揺るがない希望があるから。
天と地が滅びるっていったら、もう何もできないくてお手上げな状況!でもそんな究極的に、もうなにもできることはないよ、という状況の中でイエス様は希望があることを教えてくれた。ほんとうに感謝!
イエス様の言葉は決して滅びない。心に不安や恐れを感じるような時、希望である神様の言葉を聖書の中から求めていこう。
P
愛する天のお父さん、あなたの素晴らしい御名を賛美します!あなたは決してなくなることのない希望をイエス様を通して教えてくれました。天と地が滅びるというもうなにもできないお手上げな状況の中であっても、僕達には希望があります。聖書の言葉は変わらない、滅びない。僕達の希望であってくれる。感謝します。
自分の人生で起こること、また世界で起こっていること、それらを見た時に、不安や恐れを抱えることがあります。けれどどうか僕が主の言葉に心を向けていくことができますように。そのような状況の中で、揺るがない希望に、その源であるあなたに、信頼していくこと、信仰を持つことができるように助けてください。イエス様の御名によって祈ります。アーメン