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なによりもまず御言葉を土台とする

S
すると、イエスは言われた。「退け、サタン。
『あなたの神である主を拝み、 ただ主に仕えよ』 と書いてある。」
マタイによる福音書 4:10

 

O
マタイの4章、ここにはある時イエス様が荒野に行き、そこで悪魔からの誘惑を受けられた場面が書かれている。
僕達も受ける誘惑、イエス様はどのようにしてその誘惑を退けることができたのだろうか?

そしてとても興味深いことは、これはイエス様がミニストリーを始める前のことである、ということだ。
すでにミニストリーを始めていても、いなくても、僕達も神様に仕えるものとして、この箇所から3つの大切なことを学ぶことができる。

①能力
②信仰
③持ち物

悪魔はこの3つのエリアにおいて、僕達の心を騙そう、誘惑しようとしてくる。

「神の子ならあれやこれをやってみろ。」
「神の子なら信仰を見せてみろ。」
「神の子をやめるならあれやこれを与えよう。」

こういった誘惑に打ち勝ったイエス様、その方法はなんだった?
イエス様は僕達よりも強いものだったから誘惑を打ち破れたのか?
いや、とてもシンプルで、僕達にも適用できる方法でイエス様は誘惑に打ち勝った。

それは変わらない御言葉を土台、言い換えるならアイデンティティーとし、
そこから自分の考えや選択を決めていた、ということだ。

 

A
信仰生活がどれほど長くなっても、僕も誘惑を受ける。
自分の能力、信仰において、自分の不十分さに焦りを感じたり、がっかりすることがある。
そう言った時、自分のアイデンティティーを「もっとがんばる」ということによって建て上げようとしていないだろうか?

また、世の中で価値があるとされているものを持っている人たちと、自分を比べ、
がっかりしたり、自分の生き方はこれでいいのだろうか?と疑問に思うことがある。

けれど今日聖書を読んで、リマインドされたことは、こういった誘惑に対抗するのは、
誘惑に打ち勝てるほどの自分の頑張り、ではなくて、変わらない聖書の言葉、神様の御言葉なのだということだ。

イエス様は悪魔から誘惑を受けられた時、
急いでシナゴクに行って…聖書を開き始めて…祭司のところに行って…
というようにはしなかった。御言葉が、イエス様のうちに確かにあったのだ。

僕も少しづつだとしても、御言葉を覚えて心に蓄えることが必要だなぁと感じた。
今週一つ、御言葉を覚えることから始めよう。
そしてマタイの4章を思い出しながら、自分のアイデンティティーは自分の

①能力
②信仰
③持ち物

にあるのではなく、神様の御言葉にあることを繰り返しリマインドしていこう。
また、神様のために仕えることは素晴らしいけれど、なにができてもできなくても、
変わることなく、神様の子とされていることを感謝していこう。

 

P
愛する天のお父さん、あなたのすばらしい御名を賛美します!
今日はイエス様が誘惑を受ける姿から、変わらないあなたの御言葉を土台にすること、
アイデンティティにすることをリマインドされました。
なにができてもできなくても愛してくださるあなたの御言葉を土台としながら
歩んでいくことができるように助けてください。
そして感謝と喜びを持って、あなたが仕えたように僕も仕えていくことができるよう教えてください。
イエス様の御名によって祈ります。アーメン

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