Topic:ユダ、裏切り、愛
Scripture(聖書)
44イエスを裏切ろうとしていた者は、彼らと合図を決め、「私が口づけをするのが、その人だ。その人を捕まえて、しっかりと引いて行くのだ」と言っておいた。
45ユダはやって来るとすぐ、イエスに近づき、「先生」と言って口づけした。
46人々は、イエスに手をかけて捕らえた。
(マルコ14:44-46 新改訳2017)
Observation(観察)
いよいよイエスの十字架が近づいてきていた。
十字架への道はどのように開かれていったのか?
弟子の一人であるユダの裏切りによってであった。
イエスを引き渡す際の合図が取り決められていた。
その合図はユダが口づけをすること。
Application(適用)
口づけ・・・それは普通、何の印か?
愛の印である。愛の合図である。
結婚式の誓約時の口づけがまさにソレである。
愛の印である口づけをユダは裏切りの合図にしてしまった。
人の罪の愚かさ、愚の骨頂である。
イエスはそれが裏切りの合図であることを知らなかったのか?・・・
知っていたはずである。
それでも、その口づけを受けられたのだ。
十字架の上でイエス様は祈られた。
「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」(ルカ23:34 新改訳2017)
この祈りの「彼ら」には裏切りの口づけをしたユダも含まれているだろう。
そして、僕たちも。
イエスは自己中で愚かな口づけを避けない。
今日も甘んじて受けてくださる。
この馬鹿でかい大きな愛で今日も包まれていること、ゆるされていることを感謝しよう。
この大きな大きな愛を知る人が今日も起こされますように。
Prayer(祈り)
主よ。
愛のしるしを裏切りのしるしに変えてしまう罪深い私たちです。
それでもなお、受け止め、受け入れ、大きな愛でゆるしてくださる主の愛に圧倒されます。
どうか、あなたのような大きな愛と忍耐を与えてください。
そして、今日この愛に気づき、愛を信じる人が起こされますように。
イエス様の名前でお祈りします。アーメン