Scripture
ダビデの部下の一人が、「絶好の時です。主が、『わたしはサウルをあなたの手に渡す。思いどおりにせよ』とおっしゃっているではありませんか。今がその時です」とささやきました。そこでダビデは、はうように近づき、王の上着のすそをそっと切り取りました。
(サムエル記Ⅰ 24:4 リビングバイブル訳)
Observation
サウル王に命を狙われていたダビデは洞穴に逃げ込む。
そんなダビデに絶好のチャンスがやってきた。
逃げ込んだ洞穴に何も知らないで一人で用を足しにきたサウル王が来たのだ。
まさに、アタックチャーンス。
この時、神様はサウル王をどうするのかを実は、ダビデに委ねられた。
『わたしはサウルをあなたの手に渡す。思いどおりにせよ』
Application
神様は時に、僕たちに選択を迫る。決断を迫る。
それは何に、いや誰に聞き従うのかどうかを迫るのだ。この時、ダビデの感情はまさにアタックチャンスと思っただろう。僕だって同じように思う。しかしダビデは、自分の感情に聞き従う以上に、任せてくださった神様の道に従った。油注がれた王、つまり神様が選んだ器を自分の手でどうにかすることはできないとダビデは、その信仰に生きた。
サウルの命
自分の命
どの全ても神様のものですとダビデは告白したのだ。
たとえ、神様が決断をダビデに委ねていたとしても、それでも神様の手の中ですと彼は信仰の告白をした。
神様は恵みに溢れた方だ。
僕の目の前には恵みが溢れている。
しかし、与えられた恵み、つまり神の与えたもう特別な機会に対して神様はどのように聞き従うのかを僕に委ねてくださっている。神の恵みを見逃さないようにしたい。そして。任された機会に、神の喜ばれることに聞き従えるようになりたい。
Prayer
天のお父さん
大事な機会を与えてくださる恵みに感謝します。目の前には、あなたの用意してくださった恵みの世界が広がっています。もしかしたら、それを狭めているのは自分かもしれません。どうぞ、あなたの声に聞き従えるものとならせてください。自分の願いや感情を超えて、あなたの声に耳を傾けられますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。