S
主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。
ヨハネの黙示録 22:21
O この言葉は長く感じられた全22章ある黙示録最後の言葉であるとともに、全66巻ある聖書全体最後の言葉である。
「主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。」
聖書を読み、聖書に親しむ時、僕たちのこの地上での歩みは変えられる。けれど時に忘れずにいたいのは、聖書は僕が自分の行いをもっと頑張れるように、僕が自分の行いをもっと良いものにするように、ということが主題として書かれたものではないということだ。全ては僕たちの目をキリストへと向ける、リーディングラインである。聖書は僕たちに、神の子であるキリストがなにをしてくださったか、すなわち主イエスの恵み、それを知り、受け取ることができるように助けてくれる。
A
僕も聖書を通して人生を変えられてきた。時に励まされ、時に悔い改めさせられ、まだまだではあるけれど、キャラクターが変えられ、深められてきた。けれど今日ひととき思い巡らしたいことは、聖書が語ってくれている主の恵みである。僕がどんなに成長しようと、人から善人に見られようと、イエス様なしには僕は希望のない罪人である。それ以上でも、それ以下でもない。イエス様なしには。
けれど聖書は僕に語った。そして今も語り続ける。そんな罪人である僕に、主イエスの恵みは注がれたことを。今日この圧倒的な恵みに感謝しよう。イエス様が十字架の上で僕の罪の身代わりになって死んでくださったこと、3日の後によみがえり、そして死を打ち破って圧倒的な勝利をもたらせてくださったことに感謝しよう。
そして「主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。」と聖書の最後の言葉が語るように、僕の人生を通して、そしてその終わりの時に至るまで、主イエスの恵みが全ての者とあるようにと願い祈り、その思い確かに生きていこう。
P
愛する神様、あなたの御名を賛美します。20年前、主イエス、その恵みが注がれれいることを、そしてそれが揺るぎないことを、今も聖書を通し、語ってくださっていることありがとうございます。僕がどんなに人間的に善人であろうとも、その恵みを聖書が語っていなければ、僕は聖なるあなたとは程遠く、罪人であり、どんなにがんばろうと、そこに希望はなかったことでしょう。主イエスの恵み、その恵みを今日もう一度受け取り、思い巡らし、感謝します。どうか恵みに捉えられたこの人生を、あなたが自由に用いてくださり、全ての人に注がれた主イエスの恵みを届けるものとして、もちいてください。イエス様の御名によって祈ります。アーメン