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「感謝の祈り」

Topic:感謝(信仰、奇跡)   Scripture(聖書) 41イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて感謝の祈りをささげると、パンをちぎって、人々に配るよう弟子たちに手渡されました。魚も同様になさいました。  42群衆は、もうこれ以上は食べられないというほど十分に食べました。 (マルコ6:41-42 リビングバイブル)     Observation(観察) 有名な5つのパンと2匹の魚で5000人を養った奇跡。 男の数だけで5000人とわざわざ書かれているから、女性や子供をカウントすればその倍以上はいただろう。   10000人以上の人の食事を準備する。 現代においてもそれは想像を絶する大変な仕事である。   全員が試食程度に1口分食べたのではない。 全員が満腹になるほどの食事量である。   わずか5つのパンの2匹の魚でどのようにして、そんな奇跡が起きたのか?   「感謝の祈り」である。   感謝の祈りが奇跡を生んだのだ。     Application(適用) 私たちが感謝の祈りをささげるとき、それは満たされた後が多いのではないだろうか? それは、それで素晴らしいことである。   しかし、まだ満たされていない時に、感謝の祈りをささげることが出来るだろうか? 「これっぽっちしかない・・・」とつぶやき、嘆くことの方が多いのではないだろうか?   例えば、銀行の残高が増えれば感謝できるが、少ない銀行の残高を見て感謝できる人は多くないはずである。   目に見える現実を超えて、与えられているものを感謝していく。 たとえ、それがどんなちっぽけで、役に立たないと思えても感謝していく。   そのようにして、主を見上げ、主を信頼していく時に、奇跡は起こる。 感謝の祈りは奇跡を生む。     Prayer(祈り) 主よ。 爽やかな土曜日の朝を感謝します。 今朝の日の出の美しさも息を呑む美しさでした。 創造の御業に圧倒され、主を畏れ、主の御名をほめたたえます。 今朝、もう一度「感謝の心」を教えられました。 与えられている全てのものを感謝します。 いのち、時間、家族、友達、教会・・・すべてを感謝します。 パウロはすべてのことを感謝しなさいと教えました。 主よ、感謝の心を養う者とならせてください。 感謝が奇跡を生み出すことを、さらに味わうことができますように。 感謝の素晴らしさを伝えることができますように。 僕の人生が、家庭が、教会が、この国が、世界中が感謝で満ち溢れますように。 救い主イエス様の名前でお祈りします。アーメン    

「ピンチの中で」

Scripture 0叫び声はますます大きくなり、人々はパウロを両方から奪い合おうとします。パウロが引き裂かれるのではないかと心配になった司令官は、兵士たちに、力ずくでパウロを人々から引き離させ、兵営に連れ帰りました。 11その夜、主がパウロのそばに立って、こう言われました。「パウロよ。心配はいらない。あなたは、このエルサレムでと同じように、ローマでもわたしのことを人々に証言するのだ。」 使徒の働き23:10−11 リビングバイブル訳 Observation  パウロが議会に連れてこられ、人々の前でこれまで自分に起きたことを全て話すとますます、その罵声は強くなった。そして、パウロがたたみかけるように発した一言から、その議会は二つの派閥に分かれた。人々は声をますます荒げ、パウロを引き離そうと奪い合いをするまでになった。パウロの身柄はどうなるのか? そのような激しい分裂と奪い合いの中で、その夜、主はパウロのそばにたって言われた。 「パウロよ。心配はいらない。あなたは、このエルサレムでと同じように、ローマでもわたしのことを人々に証言するのだ。」 Application  パウロの身柄自体がピンチであった時に、神様は語られた。 それは必ず、ローマにたどり着くというメッセージだ。たどり着くローマの地で福音を宣べ伝える使命がパウロにはあると神様は言われた。 大ピンチの時に、神様はこのようなメッセージをパウロに伝えたのだ。 ピンチの最中 また、大きな問題に置かれている時 1、様々な声が飛び交っても神様の語られる声に聞き従えているだろうか? パウロはその後、ローマの地に辿り着く。 神様にはそれが見えていた。 人にはその時何も見えていなくても神様に見えている。 2、何を見て、歩んでいくのか? どのような困難な状況にあっても、イエス様の声に聞き従い、イエス様を見つめていこう。必ず、神様の備えてくださっている未来に、その地に辿り着くのだ。今を見ることも大切だが、その状況にばかり捉われず、同時に、神様の示す先を見るようになりたい。 3、必ず辿り着く それが神様の語りかけ、約束である。 ピンチの時こそ、この約束を握りたい。 キッズチャーチのスモールグループ内で、子供たちにある質問をした。 「コロナウイルスの問題はずっと続きますか?終わらないですか?」 すると、みんな同じように答えた。 「そんなことない。神様はいま、終わらせようと動いているから、必ず終わるよ。ピンチはチャンスだから。」 子供たちの信仰にとっても励まされた。 ピンチの時、何に聞き従い、誰の声を聞くのか。そして、何を見つめて生きていくのかが大切だと教えられる。 Prayer 愛する天のお父さん あなたが計画されている将来を感謝します。あなたの指し示す地に向かって、聞き従っていきます。今は見えなくてもあなたを見上げます。どうか、私たちを導いて下さい。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

「黙っていられない」

Topic:伝道(情熱)   Scripture(聖書) 16アテネで二人を待つ間、パウロは市内を見物することにしました。ところがどうでしょう。町は偶像でいっぱいでした。パウロの胸には、ふつふつと憤りが込み上げてきました。  17黙ってはいられず、会堂へ行き、ユダヤ人や敬虔な外国人たちと議論する一方、毎日広場で、そこに居合わせた人たちと論じ合いました。 (使徒17:16-17 リビングバイブル)     Observation(観察) 有名なパウロのアレオパゴスでの説教のきっかけとなる出来事。   ①パウロはアテネで二人(シラスとテモテ)を待っていた。   ②アテネの町は偶像でいっぱいだった。   ③パウロは偶像だらけの町並みを見て憤慨した。   ④パウロは黙っていられなかった。   ④パウロは会堂や広場で論じ合った。     Application(適用) リビングバイブルはパウロがアテネで市内見物をすることにした、というユニークな表現の訳を採用している。   その市内見物で目にしたものは偶像だらけの町並みだった。 アテネの歴史的な建造物や立派な建造物よりも、パウロの目に留まったのは偶像の神々。   次第に憤りが込み上げて、黙っていられなくなる。   「黙っていられない」   ペテロやヨハネが語ることを禁じられる迫害の中でも、折れずに   私たちは、自分の見たこと、また聞いたことを、話さないわけにはいきません。 (使徒4:20 新改訳)   と答えた。   アテネのパウロも、黙っていられなかった。 これがイエスを知った者の心に起こる変化である。 真理を知ったがゆえに、伝えたい情熱にかられるのである。   僕もそうであった。 14歳で信仰に導かれた時、伝道の思いが溢れてきた。 クラス中に伝道した。 街中で伝道もした(路傍伝道)。   伝道の知識もスキルも経験も皆無であったが、とにかく情熱に溢れ、黙っていられないという状態だった。   あれから、33年。牧師となって25年。 伝道の経験は積み重ねてきた。 今も、伝道は僕の喜び、情熱、そして使命である。 けれども、救われたばかりの時の、あの時ほどの情熱があるだろうか?   ①はじめの愛を忘れない   ②使命(召し)に生きる   ③伝道の実践 賜物と情熱を用いる時、さらに情熱が育まれていく。     Prayer(祈り) 主よ。 爽やかな秋晴れの土曜日を感謝します。 偶像で溢れるアテネの町並みを見て、黙っていられなくなったパウロ。 迫害の中でも黙っていられなかったペテロとヨハネ。 この使徒たちの伝道の情熱を与えてください。 そして、伝道のために僕の人生を、またNHYを用いてください。 救い主イエス様の名前でお祈りします。アーメン