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痛みや悩みは賛美への序章

Topic: 痛み 悩み 賛美

御言葉: 主は言われる、「貧しい者がかすめられ、乏しい者が嘆くゆえに、わたしはいま立ちあがって、彼らをその慕い求める安全な所に置こう」と。 主のことばは清き言葉である。地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。 主よ、われらを保ち、とこしえにこの人々から免れさせてください。

詩篇 12:5-7

観察: 今日の詩篇はダビデの書いた賛美の歌。この歌は、ダビデの正直な心の痛み、悩みから始まる。「敬虔な人、誠実な人は消えていき、偽りや傲慢なことを言う人がたくさんいる。」そんな現状、葛藤をダビデは神様に伝えている。
しかしこの詩篇はそれで終わらない。5節から雰囲気はガラッと変わり、主の心、そのことばの確かさ、純粋さをダビデは歌う。主は貧しさや苦しさに嘆く人々の声を聞いてくださり、そのような人々のために立ち上がり、守られる方である。

適用: 人生が難しい時、人生に痛みがある時、僕たちは自分の心を正直に神様に話そうとしないことがあるだろう。なんとか神様の前に聖く正しく美しくいようとがんばる。もちろんそうだったら良いのだが、それは自分の力では難しいことなのである。少なくとも、ずーーーっとそういられる人など、この地上のどこにもいない。誰もが失敗をしたり、悩んだり、苦しんだりすることがある。しかしそれを神様に伝えて良い。そして神様は聞いてくださる。
この詩篇12篇5節からの言葉は、1-4節で困難に正直であったからこそ、気付ける真理ではないだろうか。苦しさ、貧しさを正直に言えるからこそ、そのような者の嘆きを主が聞かれ、「今、わたしは立ち上がる」と言ってくださる方であると、知ることができるだろう。そして、主の言葉が混じり気のない、土の炉で七度試され、純化された銀のようであことを味わうことができるのだろう。
抱える痛み、悩みがある時、現状に苦しさを感じる時、そのことを正直に神様に伝えていこう。それは主への賛美の序章。それすらも賛美の一部となるのだと信じていこう。主の愛、慈しみ、赦し、そのことばの力強さは、困難や痛みに正直である先に、僕たちが味わうことができる主からの恵み。

祈り: 愛する天のお父さん、あなたの御名を賛美します。人生には痛みや悩みがあります。けれどそれに正直に慣れないことがあります。それよりも、なんとかして聖く、正しく、美しくあろうともがき、そしてそれができなくて、ますますあなたに正直になれないことがあります。そんな時、あなたに目を向けることができますように。あなたはこの心の痛み、悩みを聞き、そして立ち上がり守られる方。困難や痛みさえも、あなたへの賛美へと変えられていくと信じます。イエス様のお名前によって祈ります。アーメン

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