S
兄弟たち、わたしの身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい。
フィリピの信徒への手紙 1:12
主に結ばれた兄弟たちの中で多くの者が、わたしの捕らわれているのを見て確信を得、恐れることなくますます勇敢に、御言葉を語るようになったのです。
フィリピの信徒への手紙 1:14
O
ピリピ人への手紙はパウロが投獄中に書いた書簡の一つである。パウロは無実の罪によって投獄され、釈放される可能性もあれば、処刑される可能性にもある状態にあった。その中にありながらも、パウロはまだ少し生きるにしても、死ぬにしても、どちらも益であるという思いをもっていた。投獄されている状態については、それゆえに人々がキリストへの確信を持ち、恐れることなく勇敢に御言葉を語るようになった、福音の前進に役立っているのでよかった、と言っている。
A
時に自分の人生に起こることは、人の目や、世の中で価値がある、幸せであるとされていることからすれば、悲しく辛いことであったりする。けれどパウロが書いたこの手紙は、僕を励まし、教えてくれる。キリストにある者の人生は、全てが益とされることを。
たとえ無実の罪で投獄されるようなことがあっても、それが誰かの心をキリストにしっかりと繋ぎ止めるために用いられる。たとえこの地上での命を終えたとしても、その日主の御顔を見ることができる。
人生で願ったようにならないことが僕にとってある時、がっかりして落ち込み続けることもできる。でもそうではなく、それがあるからイエス様を知る人、主への確信が与えられる人がいると信じよう。恐れに打ち勝ち、勇敢に神とその御国のために生きることができる人が起こされると信じよう。
特に今年はフォースクエアー教団のYouth Campでメッセージを語らせていただく。神様が注いでくださった祝福もそうだが、僕が通った痛みや困難の物語が、若者たちを励まし、慰め、彼らのキリストとの歩みが、力強いものとされるために全てが用いられるように祈って準備をしていこう。
P
愛する天のお父さん、あなたの御名を賛美します!今日新しい1日が与えられ、生かされている恵みに感謝します!パウロの手紙、その人生を通して励ましてくださり、持つべき視点を与えてくださったことをありがとう。人の目や世の中の価値観で見れば、辛く悲しい出来事も、その中にあなたの助け、慰め、励ましがあるだけではなく、一つ一つが益とされます。
パウロがそうであったように、僕の人生も、そこで起こること全てにおいて、あなたの特別な計画がなされていきますように。祝福も、困難も、生きることも、死ぬことも、誰かの人生の祝福のため、あなたへの確信と、恐れではなく勇気を持ってキリストと共に生きることができるために用いてください。もうすぐ梅雨が来て、そして夏が来ます。2024年の夏、あなたが出会わせてくださる人々に、喜んで仕え、あなたを証し、彼らのために祈るものとなれますように。イエス様の御名によって祈ります。アーメン