S
20私のたましいは、ただこれを思い出しては沈む。
21私はこれを心に思い返す。それゆえ、私は言う。「私は待ち望む。
22主の恵みを。」実に、私たちは滅び失せなかった。主のあわれみが尽きないからだ。
哀歌 3:20-22
O
哀歌はエレミヤ書に続きエレミヤが書き残したものである。
バビロン捕囚、エルサレムの崩壊。
それが起こることがないように、エレミヤは神様からの預かった言葉を諦めることなく届け続けた。
人々に悔い改めるよう説き続けた。けれど人々はそれが神様からのものだと認めることはなかった。
それゆえ預言されたようにバビロン捕囚、エルサレムの崩壊はBC586に現実のものとなった。
目の前で起こった悲劇をエレミヤは思い出し、その度に彼の魂は沈み込んだ。
けれどエレミヤは自分の心が沈み続けることを選ばなかった。
思い出し、落ち込む度に、希望を持つことを、待ち続けること選んだ。エレミヤの希望、それは、神様がどのような方であるかだった。
A
自分の心に正直でいることは大切だ。嘘をつく必要はない。
しかしそれは起こること全てに心を任せる、自由にさせるということではない。
僕にもそりゃあ落ち込む時がある。何度もある。
だけどそんな時、エレミヤが選んだように、希望を持ち、待ち続けることを選びたい。
変わらない状況ではなくて、変わらない神様に希望を置こう。
神様がどのような方かを思い起こそう。
-主の揺るがない愛は決してやむことはない。
-神様の慈しみが終わりを迎えることは決してない。
たとえ状況が変わらなくても、主に希望を置く時に、心は変えられる。
主に望みをおき尋ね求める魂に
主は幸いをお与えになる(哀歌 3:25)のだから。
P
愛する天のお父さん、あなたの御名を賛美します。
あなたを知っていても、あなたのために生きていたとしても、人生の中で心落ち込むことがあります。
そんな時、自分の心に正直でいることをあなたは許してくれます。
その恵みを受け取りながらも、同時に、僕が状況に心を任せるのではなく、エレミヤが選んだように、
あなたに希望を置き、あなたを待ち望むことを選ぶものであれますように。
-主の揺るがない愛は決してやむことはない。
-神様の慈しみが終わりを迎えることは決してない。
たとえ心にある悲しみや辛さがすぐに消えることはなくても、
心落ち込む時に、あなたがどのような方かを思い起こします。
愛するイエス様の御名によって祈ります。アーメン