S
ただ、聖霊がどの町でも私に証しして言われるのは、鎖と苦しみが私を待っているということです。 けれども、私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。
使徒の働き 20:23-24
O
人生はいつも楽しいこと、喜び溢れることばかりではない。パウロの人生もそうであった。使徒の働きの20章はパウロの第3回伝道旅行の終盤。ミレトスという場所に来たパウロは、エペソにある教会のリーダーたちに来てくれるようにお願いし、彼らに会うと話し始めた。
パウロは彼らに言った。これから行く場所でなにが待っているのか詳しくはわからない。けれど聖霊によって確信していることがある。
それはこれから行く先で、パウロには鎖と苦しみが待っているということだった。ミレトスを去る時にはみんなで別れの涙を流した。鎖と苦しみの確信、友との別れ。しかしパウロは足を止めなかった。それはもう一つ確信していたことがあったからだ。パウロは自分が進む道の上で、神様の恵みの福音を証することになると確信していたのだ。パウロはそれができるなら自分の命を少しも惜しいと思わなかった。
A
僕の日々の選択、人生の選択は何によって決まるだろう?
喜び?悲しみ?
楽しさ?苦しさ?
得るもの?失うもの?
見通しが立つ?見通しが立たない?
誰が悲しみや苦しさを望んだり、なにかを失うこと、先の見えない未来への一歩を選びたいと思うだろうか?それらを避けることや、自分の感情を頼りに選択を決めていくなら、楽な人生にはなるかもしれない。けれどそれは使命を果たす人生にはならないだろう。
僕にとって大事な人生の選択をする時に考えるべきこと
それは進んだ先で、神の恵みの福音を証しすることができるかどうか。
自分の生かされている理由、人生の目的を忘れないように心がけよう。
新しく1日が与えられる限り、今日どのようにしたら誰かに希望を伝えられるか、そのための一歩を踏み出せるかを思い巡らし、祈っていこう。
P
愛する天のお父さん、あなたの御名を賛美します!
今日はパウロの人生から、神の恵みの福音のために生きることの大切さを改めて教えられました。
僕は人生の大事な選択を何によって選んでいるでしょうか?自分がどう感じるかで決めるのではなく、何が待っていてもそこで福音を伝えていけるかぎり、歩んでいくことができるように、信仰と勇気を与えてください。あなたに生かされていることを僕が忘れることがないように助けていてください。イエス様の御名によって祈ります。アーメン