Topic 牧会
Scripture
“幾日かたって後、パウロはバルナバにこう言った。「先に主のことばを伝えたすべての町々の兄弟たちのところに、またたずねて行って、どうしているか見て来ようではありませんか。」”
使徒の働き 15章36節
聖書 新改訳©2003新日本聖書刊行会
Observation
エルサレム会議の後、パウロとバルナバが大きく決裂する出来事が起こる。
これからの旅行に、誰を連れて行くかで決裂する。
誰を連れて行くかで決裂したところも気になるが、今日は彼らが一致していたことに心動かされた。それは・・・これまで伝道した町々のクリスチャンの兄弟姉妹を訪ねて、彼らの様子を見て、励ますこと。
牧会の心であった。
Application
伝道で有名だが、パウロもバルナバもその土台には牧会の心があった。
これまで伝道してきた町に再び足を運ぶのは当時では相当な時間と距離であった。現代では、電話、E-mail、LINEなどSNSも豊富である。様子を見ようとするなら、電話だけでなくテレビ電話でもできるし、ZOOMもできる。相手の表情を遠く離れていても確認できる。すごい時代である。
だけど、パウロたちが生きた時代はそんなものはない。自分の足で、時間と労力をかけて会いに行かないと相手の様子はわからなかった。または、手紙である。
そのような時代にあって、人々からしたら、またパウロたちが来てくれたと知ったら、どれだけ嬉しいだろうか。しかも、そこにはそれだけの犠牲が伴っていることを人々は知っている。
彼らがその犠牲を払っても気にしていた人々が、これまで通ってきた町々にいるという事だ。
彼らは再び会いに行ってまず、どんな様子か知りたかった。相手を気にかけ、気を配り、知ろうとしていた。
犠牲を厭わない彼らの牧会の心に気付かされることがたくさんある。
1、毎週、その週に誰を励ますことができるのか祈る。
2、示された方に連絡を取る
3、緊急事態宣言中であるが可能なら、Face to Faceを目指す(ZOOMなどを利用する)
4、その方のために祈る
Prayer
愛する天の神様
僕はすぐにタスクばかりに気を奪われてしまいます。でも、それよりも尊いものがあることに気付かされます。それは、人々の魂です。どうか、僕にもっと牧会の心を与えてください。人々の魂を思う心を与えてください。コロナ禍にあって、どれだけの人が魂が傷つき、葛藤をしているでしょうか。その方々をあなたが覚えて、励まし、支えてください。愛するイエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。