Topic:伝道(情熱)
Scripture(聖書)
16アテネで二人を待つ間、パウロは市内を見物することにしました。ところがどうでしょう。町は偶像でいっぱいでした。パウロの胸には、ふつふつと憤りが込み上げてきました。
17黙ってはいられず、会堂へ行き、ユダヤ人や敬虔な外国人たちと議論する一方、毎日広場で、そこに居合わせた人たちと論じ合いました。
(使徒17:16-17 リビングバイブル)
Observation(観察)
有名なパウロのアレオパゴスでの説教のきっかけとなる出来事。
①パウロはアテネで二人(シラスとテモテ)を待っていた。
②アテネの町は偶像でいっぱいだった。
③パウロは偶像だらけの町並みを見て憤慨した。
④パウロは黙っていられなかった。
④パウロは会堂や広場で論じ合った。
Application(適用)
リビングバイブルはパウロがアテネで市内見物をすることにした、というユニークな表現の訳を採用している。
その市内見物で目にしたものは偶像だらけの町並みだった。
アテネの歴史的な建造物や立派な建造物よりも、パウロの目に留まったのは偶像の神々。
次第に憤りが込み上げて、黙っていられなくなる。
「黙っていられない」
ペテロやヨハネが語ることを禁じられる迫害の中でも、折れずに
私たちは、自分の見たこと、また聞いたことを、話さないわけにはいきません。
(使徒4:20 新改訳)
と答えた。
アテネのパウロも、黙っていられなかった。
これがイエスを知った者の心に起こる変化である。
真理を知ったがゆえに、伝えたい情熱にかられるのである。
僕もそうであった。
14歳で信仰に導かれた時、伝道の思いが溢れてきた。
クラス中に伝道した。
街中で伝道もした(路傍伝道)。
伝道の知識もスキルも経験も皆無であったが、とにかく情熱に溢れ、黙っていられないという状態だった。
あれから、33年。牧師となって25年。
伝道の経験は積み重ねてきた。
今も、伝道は僕の喜び、情熱、そして使命である。
けれども、救われたばかりの時の、あの時ほどの情熱があるだろうか?
①はじめの愛を忘れない
②使命(召し)に生きる
③伝道の実践
賜物と情熱を用いる時、さらに情熱が育まれていく。
Prayer(祈り)
主よ。
爽やかな秋晴れの土曜日を感謝します。
偶像で溢れるアテネの町並みを見て、黙っていられなくなったパウロ。
迫害の中でも黙っていられなかったペテロとヨハネ。
この使徒たちの伝道の情熱を与えてください。
そして、伝道のために僕の人生を、またNHYを用いてください。
救い主イエス様の名前でお祈りします。アーメン