Topic:悪、善、戦い方
Scripture(聖書)
悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。
(ローマ12:1 新改訳2017)
Observation(観察)
この世界には確かに「悪」がある。
悪魔の存在、悪霊の存在。
人の心に潜む悪もある。
自分の心の内にもそれはある。
そのような「悪」に打ち勝つ方法があるとパウロは語る。
それは・・・
善を行うこと。
Application(適用)
ここ数週間、悪の働き、悪の力を強く感じさせられることが起こっている。
巧妙に目に見えない形で忍び寄ることもあれば、
分かりやすい形で現れることもある。
悪を前にすると、人は正当防衛としてこちらも攻撃的になることがある。
戦争などはその良い例だろう。
自らの「義」を理由に敵に襲いかかり、打ちのめそうとするのだ。
悪を前にした時の対処方法として、「逃げる」ということも1つの知恵であると思う。
しかし、パウロはより積極的な解決方法として「善を行うこと」を挙げる。
単なる「その場しのぎ」ではなくて、それは悪に打ち勝つ方法であるとさえ断言する。
しかし、そんなことが果たして自分に出来うるのだろうか?
僕は短気だ。
アラフィフになって大分丸くなってきたところはあるだろうが、相変わらず短気だし。
やられたらやり返したくなる自分がいる。
しかし、それは聖書的な戦い方ではない。
「善を行うこと」が悪に立ち向かう方法なのだ。
それは口で語るほど易しいものではない。
相当の忍耐が必要だ。
パウロは「もしあなたの敵が飢えているなら食べさせ、渇いているなら飲ませよ」と具体的行動を促す。
己の力では敵を前にして、そのようなことはできない。
キリストを見上げ、キリストの心に満たされ、キリストのように変えられていかなければ。
Prayer(祈り)
主よ。
あたたかな12月の朝を感謝します。
善をもって悪に打ち勝つ・・・この世界とは真逆の戦い方です。
どうか、悪を見分け、善をもって悪に打ち勝つ者とならせてください。
忍耐を与えてください。
キリストの心を与えてください。
イエス様の名前で祈ります。アーメン