Topic:パウロ、影響力
Scripture(聖書)
このパウロは全く人騒がせな男で、ナザレ人という一派の首領におさまり、世界中を駆け巡ってユダヤ人をたきつけ、ローマ政府に反乱を起こそうとしているのでございます。
(使徒24:5 リビングバイブル)
この男は、まるでペストのような存在で、世界中のユダヤ人の間に騒ぎを起こしている者であり、ナザレ人という一派の首領でございます。
(使徒24:5 新改訳)
実はこの男はまるで疫病のような人間で、世界中のユダヤ人の間に騒ぎを起こしている者であり、ナザレ人の一派の首謀者であります。
(使徒24:5 新改訳2017)
Observation(観察)
ローマ総督ペリクスの前で訴えられたパウロ。
弁護士テルトロ(テルティロ)によると訴状は・・・
パウロは
①世界中に騒ぎを起こしている人騒がせ
②疫病・ペストのようである
③ナザレ人という一派の首謀者で異端
要するに世界中を駆け巡って、世界を股にかけて暗躍している男。
パックス・ロマーナと言われた「ローマの平和」をも脅かす男。
それはローマに対する反逆罪だ、と訴えた。
Application(適用)
でたらめの告訴理由であるわけだが、実際、彼らが恐れるほどの影響力をパウロは発揮していたのだ。
疫病と聞くと、僕たちはコロナが思い浮かぶ。
今やアフターコロナに差し掛かっているが、本当にコロナで世界中が振り回された。
3年前の今頃は学校も休校となり、緊急事態宣言が発令されて、誰もが家に篭る生活を強いられた。
パンデミックとまで言われるほど、世界的に影響を与えた。
言い方は悪いが、パウロはそれほどの影響力を持っていた、ということだ。
今のクリスチャンはどうだろうか?
今の教会はどうだろうか?
疫病のような存在をは言われなくないが、それほどに影響を与えているだろうか?
クリスチャンは、教会はどのようにしたら存在感を発揮して、良い影響を与えることが出来るだろうか?
良い影響を与えるには・・・
①愛
やはり愛しかない。愛すること。イエス様を突き動かしたのは愛。
十字架にかかるほどの愛。
パウロを突き動かしたのも、愛だったはずだ。
②仕える
僕がNew Hopeで学んだ影響力(リーダーシップ)はサーバントリーダーシップだ。
しかもイヤイヤではない、喜んで仕えるのだ。
NHOでインターンしていた時、嫌々仕えている人を見たことがなかった。
みんな嬉々として喜んで仕えていた。
仕える時に良い影響を与えることを信じる。
③行動する
パウロがなぜ恐れられたのか?
行動するからである。世界を駆け巡るほどの行動力である。
僕に足りないのは「行動力」かもしれない。
どちらかと言うと「守り」に入りがちだ。
コロナ禍で行動しにくかったということもあるが、もうコロナを言い訳にしてはいけない。
行動するのだ。自らの足を使って行動するのだ。
僕が尊敬する牧師たちは皆、行動の人たちだ。
Prayer(祈り)
主よ。
パウロの凄まじい影響力に圧倒されます。
まるで疫病、ペストと揶揄されるほどでした。
しかし、そこまで恐れられるほど、パウロの影響は大きかった。
主よ、僕にも影響力を与えてください。
NHYが良い影響をもっともっと与えることができますように。
大胆にキリストの光を放ち、しなやかにキリストの香りを放つことができますように。
イエス様の名前でお祈りします。アーメン