Topic:祈り
Scripture(聖書)
11どうか、父なる神と主イエスが、再会の機会を与えてくださいますように。
12また、どうか主が、私たちがあなたがたを愛するように、あなたがたの互いの愛と、他の人々への愛を深め、満ちあふれさせてくださいますように。
13そして、どうか父なる神が、あなたがたの心を強くし、きよめて、主イエスがご自分に属する人々と再び来られる時、御前で、あなたがたを責めるところのない聖なる者としてくださいますように。
(第一テサロニケ3:11〜12 リビングバイブル)
Observation(観察)
パウロがテサロニケ教会に送った手紙。「どうか」「どうか」「どうか」とパウロは切に主なる神に祈っている。
そのパウロの祈りは・・・
①テサロニケ教会の人々との再会。(11節)
②愛が満ち溢れるように。(12節)
③再臨に向けての聖化。(13節)
Application(適用)
パウロのこの祈りは全ての教会にとって、また全ての牧師、リーダーにとって「アーメン」と言える祈りである。
自らもこのように祈りべきであり、日々祈っている祈りである。
特に②12節③13節の祈りについては、私たちもこれまで祈ってきた祈りである。
しかし、①の祈り
どうか、父なる神と主イエスが、再会の機会を与えてくださいますように。
については祈ったことがなかった。というより祈る必要がなかった。
気軽に人と会うことが可能だったからである。
毎週の礼拝において、教会メンバーと会うことが可能だったからである。
ところが、今年はこの祈りを祈らされるようになった。
パウロの時代と事情は異なるが、愛する教会メンバーと会うことが妨げられる日々が生じてしまったからだ。
コロナ以来、これまで同様に1つ所に集まって礼拝をささげることが困難になった。
それゆえ、オンライン化が進み、遠隔地にいても共に礼拝をささげることができるという恵みもあった。
しかし、その一方でやはり人と会えない、愛する教会メンバーと会うことができないことのもどかしさ、寂しさも大いに味わうこととなった。
人間は漢字で文字通り「人の間」と書く。
私たちは人と人の間で生きる者なのだ。
孤独に生きるようにはデザインされていない。
共に生きるように、そして愛し合うようにデザインされている。
再び世界的にコロナウイルス感染拡大と言われ、再びロックダウンしている国、地域もある。
日本においても、第三波としきりに言われている。
用心すること、注意すること、配慮することは必要であるが、それでも私たちは再会することを諦めない。そのために祈りたい。
どうか、父なる神と主イエスが、再会の機会を与えてくださいますように。
祈りに応えてくださる主を信頼し、祈り続けよう。
Prayer(祈り)
主よ。
11月最後の土曜日の朝を迎えています。
晴れ渡って、なんとも気持ちの良い朝です。感謝します。
幾千年の時を超えて、場所を超えて、パウロの祈りに我が祈りを重ねています。
どうか、父なる神と主イエスが、再会の機会を与えてくださいますように。
もちろん、パウロが祈った愛が満ち溢れること、再臨を待ち望む者としてきよめられていくことも祈ります。
しかし、今特にこのコロナ禍の中にあって再会を切に祈ります。
それは、ただ単に寂しさを紛らわすためではなく、より愛し合い、仕え合うためです。
そして、教会のその姿を通してキリストを証し、一人でも多くの魂を勝ち取るためです。
いよいよ、明日からアドベントです。
改めて私たちにクリマスの意味と恵みを教えてください。
そして、最高のクリスマスギフトであるイエス・キリストを喜び、分かち合うことができますように。
私たちの教会の主であるイエス・キリストの名前で祈ります。アーメン